みなさん、おやっとさぁです。
先日の真珠腫性中耳炎の投稿に引き続き、今日は片耳難聴についてかきます。
片耳難聴を『一側性難聴』と言います。
耳が2つあることで得られる効果を『両耳聴効果』といいますが、一側性難聴があるとこの効果が得られません。
では、どのようなことが起こるかといいますと
聞こえにくい方から話しかけられると聞こえない
これは本当に困ります。
両耳が正常な聴力なら片方から話しかけられても聞き取れますね。
一側性難聴になると聞こえにくい方から話されると、自分の頭が声を遮り聞こえる方の耳まで届きません。
なので、本当に何を言っているのか全く聞こえなくなります。なので私はクルッと方向転換し聞こえる方の耳を差し出します😅
事情を知っている人ならいいけれど、知らない人はビックリしますよね。
私は飲食店で仕事をしていて接客もします。右耳が悪い私はお客様のどちらに立ちオーダーをとるかとても重要なのです。
音(声)の方向が分からない
両耳が正常だと音の微妙な違いで、音の方向が分かりますが一側性難聴の人は片耳が悪いため違いが分からず音がどこからしているか分からないのです。
接客業の私の場合、お客様に背を向けて仕事をしていて『すみません』と声がして振り向くけれどその声が右からなのか左からなのかも分からなくなります。手を挙げてこちらを見てくれていると本当に助かるのです。
これは音の大きさと関係なく、昔後ろからきている自転車にベルを鳴らされていたのにどこで音がしているか分からず自転車の方に怒鳴られたことがあります。なかなかの辛い体験でした。
周りが騒がしいと音が消されたように聞こえづらい
周りが騒がしいと聞こえにくくて当たり前と思われがちですが、例えば飲食店だと周りの話し声とBGMと、となると隣に座った人との会話も難しくなります。
遠くで大きな音や騒がしい音がしていると、近くでも聞き取りにくくなります。
飲み会は好きですが、座る位置にも神経を使い騒がしい中での会話に全集中するので、楽しさと疲れがきます。集中することをやめると会話に入れずとりあえず相槌を打っておく、なんてことも。
このように、一側性難聴は全く聞こえないわけではないからこそ、理解してもらえず辛い思いや不自由な思いもあります。
そして、努力もしています。
・悪い方の耳では電話に出ません。
・アラームが聞こえなくなるので聞こえる方の耳を上にして寝ます。
・会話の流れを止めないように聞こえにくい言葉もある程度は話の流れから推測します。
・会話をする場では座り位置や体の向きに気を付けます。
・周りが騒がしいときは全集中!!
一側性難聴の人はこのような感じです。
私は周りのみんなが理解してくれている方だと思いますが、辛い思いをしている人も多くいると思います。
見えて当たり前、聞こえて当たり前、出来て当たり前ではないので、一人一人が思いやりを持てればいいですね。
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